タイのチップ事情を徹底解説【2025年最新】場面別の相場・渡し方・注意点
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タイのチップ事情:結論から言うと「義務ではないが渡すと喜ばれる」
タイ旅行でチップを渡すべきかどうか、結論から言うとチップは義務ではありません。タイには欧米のような根強いチップ文化はもともとありませんでしたが、観光業の発展とともに外国人観光客向けサービスではチップの習慣が広く定着しています。
チップを渡さなかったからといって嫌な顔をされたり、サービスの質が落ちたりすることは基本的にありません。あくまで「良いサービスへの感謝の気持ち」として渡すものです。ただし、マッサージやホテルのポーターなど、チップを渡すのが「暗黙の了解」になっている場面もあります。
近年はQRコード決済(PromptPay)の普及やサービスチャージの導入が進み、チップの慣習は以前よりやや薄れつつありますが、サービス業の現場ではまだまだ重要な収入源です。この記事ではタイのチップ事情をシーン別に徹底解説します。為替レートは1バーツ ≒ 4.3〜4.5円(2025年時点)で計算しています。
【早見表】シーン別チップ相場一覧
まずは結論としてタイのチップ相場を一覧でまとめました。詳細は各セクションで解説します。
| シーン | チップの目安 | 日本円換算 | 必要度 |
|---|---|---|---|
| 高級レストラン(サービスチャージなし) | 食事代の10% | — | ★★★★ |
| 中級レストラン | 20〜50バーツ | 約90〜225円 | ★★★ |
| 屋台・フードコート | 不要 | — | — |
| タイ古式マッサージ(1時間) | 50〜100バーツ | 約225〜450円 | ★★★★ |
| タイ古式マッサージ(2時間) | 100〜200バーツ | 約450〜900円 | ★★★★ |
| 高級スパ | 施術料の10〜15% | — | ★★★★★ |
| ホテル ポーター | 20〜50バーツ/個 | 約90〜225円 | ★★★★ |
| ホテル ベッドメイキング | 20〜50バーツ/日 | 約90〜225円 | ★★★ |
| タクシー(メーター) | 端数切り上げ | — | ★★ |
| Grab | 不要(任意) | — | ★ |
| トゥクトゥク | 不要(交渉制) | — | — |
| ゴルフ キャディ | 300〜500バーツ | 約1,350〜2,250円 | ★★★★★ |
| ツアーガイド(1日) | 100〜300バーツ | 約450〜1,350円 | ★★★★ |
| コンビニ・BTS/MRT | 不要 | — | — |
レストラン・屋台でのチップ【グレード別に解説】
タイの飲食店でのチップ事情は、店のグレードによって大きく異なります。日本のようにすべてサービス料込みというわけではないため、伝票をよく確認しましょう。
高級レストラン(バンコク・チェンマイ・プーケットの有名店)
高級レストランでは伝票に「Service Charge 10%」や「SC 10%」と記載されていることが多く、この場合は追加のチップは不要です。サービスチャージが含まれていない場合は食事代の10%程度を目安に渡しましょう。例えば2人で2,000バーツ(約9,000円)の食事なら200バーツ(約900円)程度です。バンコクのサイアムパラゴン内のレストランやトンロー・エカマイエリアの人気店、プーケットのビーチサイドレストランなどが該当します。
中級レストラン(お会計1人300〜800バーツ程度)
スクンビット通りやチェンマイ旧市街、パタヤのセカンドロードなどの中級レストランでは、お釣りの端数を残す程度でOKです。478バーツの会計なら500バーツを置いて「お釣りは結構です」というイメージ。20〜50バーツ(約90〜225円)で十分です。飲食代金の5〜10%程度と覚えておけば間違いありません。
屋台・フードコート・ローカル食堂
チップは完全に不要です。バンコクのヤワラート(中華街)の屋台、チェンマイのワローロット市場周辺、プーケットのオールドタウンのローカル店、パタヤのソイブッカオ周辺の食堂など、すべてチップなしでOK。ローカルのタイ人もチップは渡しません。屋台のパッタイが40〜80バーツ(約180〜360円)、カオマンガイが50〜80バーツ(約225〜360円)と非常に安いため、チップの概念自体がありません。
ルーフトップバー・バー
バンコクのシロッコ(ルブア)、レッドスカイ(セントラワールド)、オクターブ(マリオット)などの人気ルーフトップバーでは、ドリンク1杯300〜600バーツ(約1,350〜2,700円)と高額なため、会計の端数を切り上げる程度か20〜50バーツ程度のチップが一般的です。
マッサージ・スパでのチップ【タイ旅行の最重要シーン】
タイはマッサージ天国。バンコク、チェンマイ、プーケット、パタヤなど主要観光地には無数のマッサージ店が軒を連ねており、マッサージ後のチップはタイで最も定着しているチップ文化です。施術者にとってチップは大きな収入源であり、良いサービスを受けたらぜひ渡しましょう。
街中のローカルマッサージ店(施術料250〜500バーツ)
- タイ古式マッサージ1時間:50バーツ(約225円)が最も一般的。2時間なら100バーツ(約450円)
- フットマッサージ1時間:50バーツ程度
- オイルマッサージ1時間:50〜100バーツ
チップの目安は「施術料の20%前後」と覚えておけば間違いありません。300バーツの施術なら50〜60バーツです。チェンマイの旧市街やニマンヘミン通りのマッサージ店では施術料が200〜300バーツと安いため、50バーツのチップで十分です。
中級マッサージ店(施術料500〜1,500バーツ)
レッツリラックス(Let's Relax)はバンコク・チェンマイ・プーケットに多店舗展開、ヘルスランド(Health Land)はバンコク市内に複数店舗あり、いずれも清潔感と質の高さで人気です。これらの店では100〜200バーツ(約450〜900円)が目安。施術後にチップ用の封筒やトレイが用意されていることもあります。
高級ホテルスパ(施術料3,000バーツ〜)
バンコクのマンダリンオリエンタル「オリエンタルスパ」、チェンマイのダラデヴィ「ダラスパ」、プーケットのアマンプリ「アマンスパ」など、施術料が5,000〜15,000バーツ(約22,500〜67,500円)クラスのスパでは施術料金の10〜15%が相場。5,000バーツの施術なら500〜750バーツ(約2,250〜3,375円)程度です。
ワットポー・マッサージスクール直営店(バンコク)
タイマッサージの総本山ワットポーの直営店は施術料が1時間620バーツ(2025年時点)。チップは50〜100バーツが目安です。
ホテルでのチップ【宿泊ランク別の目安】
タイのホテルでのチップは、宿泊料金のランクによって相場が変わります。
| サービス内容 | バジェットホテル (〜2,000バーツ/泊) | 中級ホテル (2,000〜6,000バーツ/泊) | 高級ホテル (6,000バーツ〜/泊) |
|---|---|---|---|
| ポーター(荷物運び) | 20バーツ/個 | 20〜50バーツ/個 | 50〜100バーツ/個 |
| ベッドメイキング | 20バーツ/日 | 20〜50バーツ/日 | 50〜100バーツ/日 |
| ルームサービス | 20バーツ | 20〜50バーツ | 50〜100バーツ |
| コンシェルジュ | — | 50バーツ〜 | 100〜200バーツ |
| ドアマン(タクシー手配) | — | 20バーツ | 20〜50バーツ |
ポーターはスーツケースを部屋まで運んでくれた際に、荷物1個あたり20〜50バーツを直接手渡しします。バンコクのマンダリンオリエンタル(1泊約15,000バーツ〜/約67,500円〜)やプーケットのバンヤンツリー(1泊約12,000バーツ〜/約54,000円〜)などの5つ星ホテルでは50〜100バーツが適切です。
ベッドメイキングは毎朝枕元やベッドサイドテーブルに20〜50バーツの紙幣を置いておきます。清掃スタッフは日替わりの場合もあるため、毎日置くのがベストです。チェンマイのブティックホテル(1泊1,500〜4,000バーツ/約6,750〜18,000円)なら20〜40バーツで十分です。
コンシェルジュにレストラン予約やチケット手配など特別なリクエストをした場合は、50〜200バーツのチップを渡すと丁寧です。
タクシー・Grab・トゥクトゥクでのチップ
タクシー(メーター)
タイのタクシーは初乗り35バーツ(約160円)と非常に安価で、チップは基本的に不要です。ただし、お釣りの端数を切り上げて渡すのはよくある慣習です。
- 67バーツの運賃 → 70バーツを渡してお釣りなし
- 87バーツの運賃 → 100バーツを渡してお釣りなし
- 145バーツの運賃 → 150バーツを渡す
スワンナプーム空港からバンコク市内まで高速代込みで300〜500バーツ(約1,350〜2,250円)程度かかりますが、この場合も端数切り上げ程度で問題ありません。
Grab(配車アプリ)
Grabではチップは義務ではありません。ただしアプリ内にチップ機能があり、降車後に20〜50バーツ程度を追加できます。雨の日に迎えに来てくれた場合や丁寧な運転だった場合は気持ちとして渡しても良いでしょう。Grabはバンコクだけでなくチェンマイ、プーケット、パタヤでも利用可能です。
トゥクトゥク
トゥクトゥクは事前交渉制のため、チップは不要です。交渉した金額がすべてです。バンコクの観光地周辺(王宮前、カオサン通り等)では観光客価格を提示されるため、短距離なら100〜150バーツが適正価格です。チェンマイの赤色のソンテウ(乗合トラック)は1人30〜40バーツ(約135〜180円)が相場で、チップは不要です。
エポスカード(EPOS Card)
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0円
年会費
270万円
疾病治療
24時間
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その他のシーンでのチップと不要な場面
ゴルフ場のキャディ
タイはゴルフ天国としても知られ、キャディへのチップは300〜500バーツ(約1,350〜2,250円)が相場です。バンコク近郊のアルパイン・ゴルフ&スポーツクラブやパタヤのサイアムカントリークラブなどの名門コースでは500バーツが目安。グリーンフィーが1,500〜5,000バーツ(約6,750〜22,500円)と日本より格安なため、チップは気持ちよく渡しましょう。
ツアーガイド・ドライバー
アユタヤ日帰りツアー(1人2,000〜3,000バーツ/約9,000〜13,500円)やプーケットのピピ島ツアー(1人1,500〜3,500バーツ/約6,750〜15,750円)など1日ツアーのガイドには100〜300バーツ、ドライバーには100バーツ程度が目安です。半日ツアーならガイドに100バーツ程度。
ネイルサロン・理容室
施術担当者に20〜50バーツずつ。バンコクのネイルサロンは1回300〜800バーツ(約1,350〜3,600円)程度です。
チップが不要なシーン
- コンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート等)
- BTS・MRT・エアポートレールリンク
- ショッピングモールの店員
- フードコートの係員
- 屋台・路上の物売り・市場
チップの渡し方マナーと絶対に守るべき注意点
タイでチップを渡す際に知っておくべきマナーと注意点です。これを知らないと、せっかくのチップが逆効果になることもあります。
1. 硬貨でのチップは絶対に避ける
タイでは硬貨のチップは「施し」や「お恵み」と見なされ、非常に失礼にあたります。5バーツ硬貨や10バーツ硬貨を渡すのはNG。必ず紙幣(最低20バーツ札)で渡しましょう。
2. 20バーツ紙幣を大量に準備しておく
チップに最も使うのは20バーツ紙幣(約90円)と50バーツ紙幣(約225円)です。両替所やATMで1,000バーツ札しかもらえないことが多いので、コンビニで少額の買い物をして崩すか、両替時に小額紙幣を多めにリクエストしましょう。バンコクのSuperRich(チットロム店)やチェンマイのSuperRich(ターペー通り店)では小額紙幣のリクエストに対応してくれます。
3. 渡すタイミングはサービス直後
マッサージなら施術直後に担当者へ、ホテルなら荷物を部屋まで運んでもらった直後に。レストランではテーブルに現金を置くか、カード払い時に伝票のチップ欄に金額を記入します。
4. 笑顔で「コップンカップ/コップンカー」
チップを渡す際はタイ語で感謝を伝えましょう。男性は「コップンカップ(ขอบคุณครับ)」、女性は「コップンカー(ขอบคุณค่ะ)」。軽く合掌(ワイ)をしながら渡すとさらに丁寧です。
5. 渡す相手を間違えない
マッサージのチップは必ず施術した本人に直接手渡ししてください。レジのスタッフに渡しても担当セラピストに届かないことがあります。
チップにまつわるトラブル事例と対処法
タイでのチップに関するよくあるトラブルと対処法をまとめました。
事例1:マッサージ後にチップを強要された
バンコクのカオサン通りやパッポン通り、パタヤのウォーキングストリート周辺の一部の店で、施術後に「チップ、チップ」と強く求められるケースがあります。チップは義務ではないので、サービスに満足していなければ渡す必要はありません。しつこい場合はレジのスタッフに相談するか、Googleマップの口コミで事前に評判を確認しておきましょう。
事例2:レストランでサービスチャージ+チップの二重払い
伝票に「Service Charge 10%」が含まれているにもかかわらず、さらにテーブルにチップを置いてしまうケース。伝票をよく確認し、サービスチャージが含まれていれば追加チップは不要です。タイ語で「ค่าบริการ」と記載されている場合もサービスチャージです。
事例3:1,000バーツ札しかなくチップが渡せない
到着直後で小額紙幣がないパターン。スワンナプーム空港やドンムアン空港の両替所で小額紙幣を混ぜてもらうよう依頼できます。空港のコンビニで水(7〜15バーツ)やお菓子を買って崩しておくと安心です。プーケット空港でも同様です。
時期別のチップ事情と旅行予算の準備
タイのチップ事情は時期によっても少し変わります。
年末年始・ソンクラーン(4月13〜15日の水かけ祭り)・ロイクラトン(11月の灯篭流し)
タイの大型連休シーズンはスタッフもお祝いムード。いつもよりやや多め(通常の1.5倍程度)のチップを渡すと喜ばれます。特にホテルの清掃スタッフやマッサージ師は祝日も働いていることが多いので、50バーツ→100バーツに増額するなど気持ちを込めましょう。
雨季(6〜10月)
大雨の中タクシーで迎えに来てもらった場合や、傘を差してドアまで案内してくれたホテルスタッフには、いつもより多めのチップを渡すのがスマートです。雨季はマッサージ料金がオフシーズン割引になる店も多く(通常より50〜100バーツ安くなることも)、浮いた分をチップに回すと良いでしょう。
乾季のハイシーズン(11〜2月)
観光客が最も多い時期です。マッサージ店は混雑するため予約が推奨されます。チップ相場は通常通りですが、人気店では施術者も忙しいため、良いサービスには感謝を込めて相場どおりのチップを渡しましょう。
チップ用の現金準備の目安
3泊5日のタイ旅行なら、チップ用として500〜1,500バーツ(約2,250〜6,750円)程度を20バーツ・50バーツ紙幣で準備しておけば十分です。マッサージに毎日行く場合は1,000〜2,000バーツ程度を見積もっておきましょう。
よくある質問
タイでチップは必須ですか?渡さないと嫌な顔をされますか?
タイのマッサージでチップはいくら渡すべきですか?
なぜタイでは硬貨でチップを渡すと失礼なのですか?
Grabタクシーでもチップを渡すべきですか?
チップ用の小額紙幣はどこで手に入りますか?
サービスチャージ込みのレストランでも追加でチップを渡すべきですか?
チェンマイやプーケットでもチップ相場は同じですか?
タイ旅行でチップ用にいくら準備すればいいですか?
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